1/11付の日本経済新聞電子版に空き家について記事が載っていました。
空き家問題は、主要都市でも深刻化してきているとして、空き家数では、世田谷区が1位と言う記事でした。
数で、率ではないので、率にすると北海道などの過疎で悩んでいる地域が上位に来ます。
ただ、空き家については、年々深刻になっていることは間違いないようです。
空き家の問題は、まず、治安の問題があります。
先年、刑務所を脱走して、その脱走者が瀬戸内海の島に逃げ込んだという事件がありました。
その脱走者がなかなか見つからないのは、その島に空き家が多く紛れ込むところが多くあったと言うことがあげられます。
管理責任の問題があります。
管理されていない建物は、痛みの進行が早く、倒壊しやすくなります。場合によっては、軽微な台風なのでも倒壊するリスクがありえます。
そして管理責任は、所有者にあり場合によっては管理責任を問われることがあります。
相続についてもなかなかややこしいルールがあります。
相続放棄をしても管理責任は残ります。
一番良いのは、所有者さんが使われることです。
使わないので空き家になっていると言っても適切に管理されていれば、大した問題はありません。
いちばん問題になるのは、使われていなく、管理されていなく、ただ放置されている状態です。
そういったとき、先祖代々のご自宅とはいえ、売却されるのもひとつの責任の取り方と思います。