同友会の会員の方から、「知人の子が不動産業界に興味があるので、町の不動産業者について話しを聞かせてほしい」という依頼がありました。
何らかテーマをもらうと、頭が回り出すもので格好のブログのネタになりました。
まず、不動産業者の仕事は、
1.自らの宅地/建物の売却
2.お客さまの宅地/建物の売買の仲介
3.お客さまの宅地/建物の賃貸の仲介
です。
宅地にする目的で売買される宅地以外の土地も宅地になります。
昔、原野商法というのがありましたが、あれは宅地にする目的ではないので、不動産業にはなりません。
また、繰り返し購入することも不動産業にはなりません。(購入した後に売却がついてくると不動産業。)
安藤不動産は、上記3つとも、一応やります。
不動産売買の流れは
売主側からみると
売却の依頼 → 調査/広告 → 買主からの購入の申込み → 契約 → 履行 → 決済 です。
買主側からみると
広告物件の発見 → 比較検討/調査/プラン →売主への購入の申込み → 契約 → 履行 → 決済 です。
履行は、同じタイミングで入っていますが、買主にとっては建物を決定、ローンの申込み。あるいは、許可申請など。
売主にとっては、測量や、建物解体が条件になっていればその工事などです。
不動産賃貸の流れは、
貸主側からみると
賃貸の依頼 → 調査/広告 → 借主からの賃借の申込み → 契約 → 履行 です。
やることは、売買とほとんど変わりません。
借主側からみると
広告物件の発見 → 比較検討/審査 →貸主への賃借の申込み → 契約 です。
ただ賃貸は、アパートなどは”あるものから選ぶ”のですが、資材置き場や店舗用地などは
登記を調査し所有者を特定 → 賃借の申込み → 契約 というパターンも多くあります。
そして最近は売買でもこうした、買主起点の申し入れが増えてきています。
相当長くなりそうなので、またそのうち書き加えます。