不動産業に限らないかもしれませんが、時代においていかれそうな業界というのがいくつもあります。
その中でも不動産業は、なかなか押印廃止までのハードルが高そうです。
なにせ、契約書などの押印廃止のイメージが湧かない。
契約締結時、買主は手付金を払うので認印でいいということにしています。
(安藤不動産では、売主さんには原則実印をいただいています)
しかし、認印なんて、100均のお店に売っているし、もっと安く手に入るところがあります。
法律が変わればそれに対応するし、法律で記名押印を求めている以上変われない事情もありますが、雰囲気などからなかなか押印廃止のイメージが湧きません。
菅内閣が発足して、書類のデジタル化=押印廃止の流れが一気に進んできました。
一宮市でも「国土利用計画法」や「公有地の拡大の推進に関する法律」に関する届出について押印を廃止することとなりました。と通知がありました。
他に不動産業免許の更新に押印が不要になったと聞いています。
不動産業界の雑誌を読むと、「民間から行政への手続における押印の99.4 %が廃止又は廃止の方向」(月刊不動産流通2021年3月号)とのことです。
そういえば、開発許可につける施工同意書に不動産所有者の実印の押印が不要になったそうです。
今日、無料相談会の空いた時間に山本行政書士と雑談していたら、印鑑が不要になって、これまでのような捨印対応ができなくなった。ともうかがいました。簡単な補正だったら捨印対応も楽で良いのですが・・・。
これからは「差替え」になるそうです。間違ったページのその箇所を修正して、印刷して提出する・・・きれいな書類になります。
デジタル申請が進まないとしんどいなぁとも思いました。