これからの家づくりの考え方 最近ニュースを見ると「食品がまた値上げ」「何千品目が対象」といった話題ばかりです。
スーパーに行っても「あぁ、これも」と思うことが増えてきましたよね。値上げのニュースに慣れてしまった自分に気づくこともあります。
そんな中、先日ハウスメーカーの営業の方と話す機会があり、住宅の世界でも、やはり同じように原価がじわじわと上がっているそうだという話題が上がりました。建築資材の高騰に対応するため、多くのメーカーは契約書に「原価が上がったら精算金を請求できる」という特約を入れています。
ところが、これまではほとんどの会社がそれを実際には使わず、企業努力で吸収してきたそうです。
ただ、その営業さんいわく「もう限界で、これからは精算金を取らざるを得ない」とのこと。大手ハウスメーカーがそう動けば、他の大手も横並び、中小も追随していく流れになりそう。
これからは「見積書の金額だけ見て安心」では済まない時代になりそうです。
つまり、家づくりを考えるときには見積もりにプラスして、ある程度の“予備費”を組み込んでおくのが安心。資材価格は世界の動きや為替に影響を受けやすく、しばらくは上昇が続く可能性が高いからです。
せっかくのマイホーム計画が、思わぬ追加費用で慌てることにならないように。大きな買い物だからこそ「ちょっと余裕を持った資金計画」がポイントになってきます。
物価の値上がりはもはや日常ですが、知って準備しておくだけで安心感は大きく変わりますよね。