最近、中古住宅の売却のご相談が増えてきています。
相続に伴うもの、介護終活に伴うもの、家庭の事情・・・売却理由は様々ですが、現在4名の方からご相談をいただいています。
そして、そのうち2件は安藤不動産でお手伝いさせていただけることまでは決まっています。 そしてできるだけトラブルがないように努めていますが、どのようなことを行っているかをご紹介します。
まず、事前に劣化部分の認識を伺います。これはそのまま契約時の告知書に使います。そして、売主さんには契約不適合責任を6ヵ月間負っていただきます。告知書に記載する内容例としまして、
「Q.雨漏りはありますか? A.過去にも発見していない、過去にはあり現在は修繕済み、今も雨漏りしている」
など購入者にとって重要な事項です。知らないことは知らないで問題ありませんが、知っていて隠したとしても、契約不適合責任期間中に判明すると、売主は無過失責任を問われます。知っていたか知らなかったかは関係無く、損害賠償責任が発生します。
もちろん、売主さんを信用しない訳ではありませんが、知らないと言われたことを鵜呑みするわけにもいきませんので、信用できる業者さんに建物の劣化診断をしていただきます。雨漏りや傾き、基礎の劣化など3時間以上、場合によってはほぼ1日かけて行われます。
このように、安藤不動産では、契約不適合責任期間を6ヶ月としていますが、同業者の中では長い方です。また劣化診断は、必ず行っていただいてます。
劣化診断は、コストがかかるため、最初に劣化の認識を書面でもらわない不動産業者さんがけっこう多いようですが、最近は「欠陥住宅」をターゲットとした弁護士さんもでてきていますし、何より問題なく売買を行うために必要であると思います。
おかげさまで安藤不動産は、これまで何度も中古住宅販売をしてきて、契約不適合責任を問われるようなことはありません。過去には若干傾いた住宅の取り扱いもありましたが、買い主さんへ劣化診断の結果を書類で渡してあり、また現地案内の時に必ず劣化診断の内容を説明しておりトラブルを防いでいます。
入口では、売主さんに厳しいですが、長い目で見たら売主さんのためにもなっていると考えています。
このような中古住宅の売買に関するご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。