お客様のご依頼で、弊社の得意エリアからやや離れたエリアの売り地を探しています。その地域にも知り合いの不動産業者は数社あり、そこに問い合わせたり、不動産業者の情報交換システム「レインズ」で検索したり。

 

そんな中で、ある業者からいただいた売り物件に「告知事項あり」という記載がありました。告知事項というのは、事件、事故、自殺などにより、購入の意思に影響を与えると思われることで、明記することがはばかられる場合に記載されます。要するに、「特によくないことがある。」ということです。そして、その売却依頼を受けている業者にその内容を確認したところ「60年ほど前に自殺があった」とのこと。地域によっては7年とか10年とかで告知事項にしないという話も聞きますが、60年は驚きました。この告知期間は法律で決められているわけでなく、判例である程度の目安があるわけでもありません。ただ、人の入れ替わりが少ない地域ほどこの期間が長く設定されているようです。

 

なお、この自殺の後建物は取り壊され、新しい建物が建ち、それも老朽化で取り壊されるそうです。その間に何か不幸な音というのもありませんでした。

 

私も仕事柄、どこどこで自殺があった、事件があったということは調べます。最近はネットでも多少は調べられるようになってきました。しかし、地雷のようなもの。地元以外はやっぱり怖いなと感じました。

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