平成という時代が終わり、令和という時代になりました。
昨日、一昨日のブログで「平成」について少しみましたが、
不動産業はつくづく、外部環境に左右される仕事なんだと実感しました。
景気の波、人口の変動、人の好みや思考。
人口は、今後減り続けます。景気は景気循環があります。
人の好みや思考はこれから多角的になっていくのでしょうが。
住宅を買うのではなく、借りるのが普通という時代が来るのでしょうね。
今日、同友会の会員さんの会社へ打合せに行ってきました。
比較的高級な商品を扱うお店です。
同友会の用事がなければ私には縁のないお店です。
池袋の事故で逮捕されない老人「上級国民」とかいわれています。
先日テレビを見ていたら、新幹線のグリーン車は当初、「特別車」という標記の予定だったのが、「一般車」との差を感じさせるとしてグリーン車という標記にしたといってました。
戦後は差を作らないようにしていたのですが、今は、差はあるしその事実をハッキリさせようとしているようにも感じます。
そして、この上級国民という単語、経済的に豊かな人(上級の側に属する人)より、そうでない人の方が積極的に使っているように感じます。
戦前、住宅を所有しているのは経済的に豊かな人でした。
田舎でも、経済的に最下層は、田や畑を借りる小作でしかも、自宅さえも借りていました。
戦後の農地解放で田や畑は自分のものになったのですが、自宅は”開放”されなかったのでそのまま賃料が発生していました。
中流になる=「夢のマイホーム」このとき自宅を買ったのは、親の家に同居できない次男三男ばかりではなく、それまで借家に住んでいた層の人たちでサラリーマンになった人たちです。農業以上の収入を得、住宅ローンが一般化することでマイホームが普及していきました。
今後、住宅は余ってきます。そんなかんたんに住宅がない人が増えることはありませんがそれでも、借家は増えていくと思います。